あらいのじかん〜神社と朱印、ときどき猫と自転車〜

アクセスカウンタ

zoom RSS 沓掛諏訪社(愛知県豊明市)

<<   作成日時 : 2009/03/26 23:52   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 3 / コメント 0

画像

沓掛の両村で互いの神を張り合ったと、鹿嶋社の由緒にありましたが、その宿の武神建御雷命と並び称された本郷の武建御名命とは、こちらの神社のことです。

画像
何かありそうな、何も無さそうな。

画像

神社名:諏訪社
鎮座地:愛知県豊明市沓掛町森元六番地
御祭神:建御名方大神、天津彦根神、綿津見神、天照大御神、日本武尊、應神天皇
創建:応永32年(1425)以前、平安時代
神紋:諏訪梶
社格:七等級社、旧村社
例大祭:10月

【由緒】
一、創始 沿革
 豊明市は沓掛の西にそびえる名勝二村山の東の麓、古くは鎌倉街道は両村の宿駅として栄えた沓掛の地に鎮座せし悠久の古社である。
応永三十二年(一四二五)十二月二六日沓掛城主藤原義行公は城内の戌亥の方位(空山)に城の守護神として信州は諏訪大社より御分霊を仰ぎ勧請奉祀するとあり、この時神官信濃守土井重太夫が主祭神なる建御名方大神を背負いて祭祀すると社伝はつたえる。永禄三年(一五六〇)五月駿河の今川義元と尾張の織田信長の戦(桶狭間の戦)により一時荒廃するも、その後城主は簗田出羽守・織田信照・川口久助と引き継がれたが沓掛城は廃城となり、宝永二年(一七〇五)現在の鎮座地である森元に移転遷座されるが、この地には往古(平安朝)より天津彦根命を祀る天神の杜と称す産土神が鎮座する処にて諏訪大神と合祀、これより諏訪神社として祭祀、現在の御神域を整えた。当時伊奈備前守より御神田として田三反歩、畑三反歩を賜るが、此の外にも多くの武将より御神領の寄進を受け、御神徳の広大無偏なる御加護を感謝された。
現在の御本殿及び摂社二殿は江戸時代初期の頃の建築の御社殿である。
明治五年七月村社に叙せられ、つづいて明治四十四年十二月供進指定村社に列せられた。
昭和五年三月拝殿を新築し併せ境内の大整備を成しとげる。
昭和十五年四月社務所の新築を成し、全てを整えるも敬神の念篤き氏子の寄進なり。
宗教法人法により昭和二十九年七月十日設立登記し、現今に至る。

二、御祭神
主祭神 建御名方大神『武勇の神 開拓の神 水の神』
   応永三十二年(一四二五)沓掛城主藤原義行公により信州より勧請遷座す。
相殿 天津彦根神『誓約の神 開拓 水の神』
   勧請年不詳なれど、往古「平安朝」より産土の神として鎮座す。
  綿津見神『海の神 水の神 水難除けの神』
   勧請不詳なれど、往古より産土の神として鎮座す。
  天照大御神『衣食住の神にて国土安泰』
   寛文二年(一六一一)熱田宮より御分霊を勧請合祀す。
  日本武尊『出世、開拓、開運の神』
   寛文二年(一六一一)熱田宮より御分霊を勧請合祀す。
  應神天皇『開拓・文学・産業の神』
   天明七年(一七八七)勧請 八幡前に鎮座、昭和二十二年移転合祀す。
摂社
菅原天社 菅原道真公『学問の神 雷除けの神』
   元禄十四年(一七〇一)の京都は北野天満宮より勧請創祀す。
津島社 素戔嗚尊『農業の神・疫病送りの神』
   元禄十一年(一六九八)八坂社として牛頭天王を勧請創祀、享保十五年天王社に更に昭和五年津島社に再変更し現在に至る。
秋葉社 火之迦具土神『火を守る神』
   明和八年(一七七一)勧請 八幡前「城塚」に鎮座昭和二十二年森元に移転遷座す。
末社
厳島社 市寸嶋比賣命『「運輸」航海安全の神』
   文政九年(一八二六)勧請 根古屋に鎮座、明治十一年移転遷座す。
厳島社 市寸嶋比賣命『「運輸」航海安全の神』
   万延元年(一八六〇)に勧請 西ノ口「市場」に鎮座、明治十一年移転遷座す。
山神社 大山祇神『田畑を守り子供を守る神』
   文政九年(一八二六)に勧請 十王堂「市場」に鎮座、明治十一年移転遷座す。
   嘉永三年(一八五〇)に勧請、荒畑「石之塔」に鎮座、明治十一年移転遷座す。
山神社 大山祇神『山畑を守り子供を守る神』
   文化十五年(一八一八)に勧請 北畑「北屋敷」に鎮座、明治十一年移転遷座す。
荒神社 素戔嗚命の荒魂『植林 魔除けの神』
   延享二年(一七四五)に勧請 五反田「荒神ヶ根」に鎮座、明治十一年移転遷座す。
昭和社 町内出身の護国之神霊「平安の神」
   昭和十五年(一九四〇)に創建
(中略)
四、神宝
正観世音菩薩・千手観世音菩薩「聖応寺預け」明治六年「御預け証文」
狛犬「木製塗」 一対 四十cm 江戸元禄十四年
雅楽器「徳音社中」七器 鳳笙・龍笛・箪篥 明治初期
棟札
 奉造立諏訪寶殿 桃山慶長十一年
 奉寄進諏訪大明神御社 江戸寛永元年
 奉造立諏訪寶殿 寛永十七年
 奉建立諏訪大明神御社 寛文二年
 奉蓮立牛頭天王 元禄十一年 八坂社
 奉寄進南無天満大自主天神之御社 元禄十四年
 奉寄進 明和八年 秋葉権現御社
 奉寄進 天明七年 八幡社「八幡前」
 奉造立神前御築地 文化四年 石垣塀の構築
 山神社 文化十五年 北屋敷「根古屋」
 奉勧請山之神御社 文政九年 市場
 奉寄進御社 文政 山神社
 大山祇命 嘉永三年 石之塔
 朝命令改訂「神仏分離の令」 明治三年
 宗教法人令法施行 昭和二十九年
 その他多数社有
五、建造物
御本殿 「檜材八幡形屋根鱗葺」 寛文二年建
摂社
 菅原社「檜材八幡形屋根鱗葺」 元禄十四年建
 津島社「檜材八幡形屋根鱗葺」 享保十五年建
末社
 秋葉社外五社「板葺折造」 明治五年建
 拝殿−外諸施設「瓦葺」 昭和五年建
(以下略)
【沓掛諏訪神社由緒記より抜粋転載】

由緒記には
 一、創始 沿革
 二、御祭神
 三、祭事
 四、神宝
 五、建造物
 六、工作物
 七、雨乞い山社巡り
 八、おんかの神事「虫おくり」
 九、二村山と沓掛の語源
の項がありそれぞれ詳しく書かれているのだけれど、書ききれないので気になる方は神社で聞いて下さい。

尾張地方に諏訪社は珍しいのですが、名古屋南東部には不思議と諏訪社があるんですよね。緑区大形山諏訪社諏訪山諏訪社とか。
当社で諏訪大神を祀り始めたのは応永三十二年(1425)ですが、由緒にあるとおり、それ以前から水の神を祀っていたとあります。宿鹿嶋社も往古は水の神を祀っていたとありました。

画像
本殿、じゃなく覆殿かな?

画像
境内社の前は結構広めです。

画像
七等級社昇格祈念碑。神紋は諏訪大社と同じ、梶の葉。足が四つなのが上社の諏訪梶、五つだと下社の明神梶と言うとか。

画像
沓掛諏訪社御朱印。
豊明市内で神職さんのいる神社はここだけなので、外の神社で御朱印は無いと思われます。
また、頂いた際に色々とお話を聞くことができました。

桶狭間の戦いの時この辺りは今川方で、沓掛城には今川義元も入城していますが、後に桶狭間で討ち取られて今川軍は敗走、沓掛城も陥落しました。その際、この一帯の神社も戦火を被り、社殿が荒廃してしまったそうです。しかし当社では書物等を神主らの家で保存していたため、昔の記録を失われずに済んだそうです。しかし、宿の鹿嶋社は書物や神宝を神社に置いてたため戦火で散逸してしまい、古い言い伝えはあるものの、証明する物が残っていないとのこと。
鹿嶋社が式内社川嶋神社であるという話についても、現鹿嶋社に伝わっていた記録が乱取りで織田方に奪われてしまい、それが守山の神社に納められたために、式内社という言い伝えも守山の川嶋神社へ奪われる格好になったのでは、と仰有っていました。
古代にはこのあたりまで海が来ており、今でも畑を耕したりしていると、昔の貝殻などが出てきたりするそうです。

画像
神社すぐ北の曹洞宗聖應寺。元神宮寺?
諏訪社の神宝のひとつ『正観世音菩薩・千手観世音菩薩「聖応寺預け」明治六年「御預け証文」』にある聖応寺でしょう。明治の神仏分離令で諏訪社本地仏(前立?)が聖応寺に遷されたのでしょう。

画像
近くの沓掛城跡。公園内に少しだけ遺構がありました。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
下高根・小所一之御前社(愛知県豊明市)
沓掛諏訪社のちょと東、沓掛小学校の東隣に鎮座。 ...続きを見る
あらいのじかん〜神社と朱印、ときどき猫と...
2009/04/03 22:29
春木富士浅間神社(愛知県愛知郡東郷町)
沓掛諏訪社、一之御前神社からずっと道沿いに進み、祐福寺交差点を越えてしばらく進んだ左手に、こんな石標が見えたら参道入口。 ...続きを見る
あらいのじかん〜神社と朱印、ときどき猫と...
2009/04/21 22:47
三好八幡社(愛知県西加茂郡三好町)
豊田市の西隣にあってあまり目立たない気がする町、三好町。国道153号線沿いにあるジャスコアイモールの南西、三好町役場の南南西に鎮座しているのが三好八幡社。 すぐ近くの三好稲荷閣満福寺のほうが有名じゃないかな。 ...続きを見る
あらいのじかん〜神社と朱印、ときどき猫と...
2009/07/07 21:30

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
沓掛諏訪社(愛知県豊明市) あらいのじかん〜神社と朱印、ときどき猫と自転車〜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる